普通自動車免許はどうやって取得する?
「車の免許を取りたいけど、何から始めればいいの?」「ネットで調べるとたくさん情報が出てきてよく分からない」
初めて免許を取得する人にとって、教習所への入校から免許取得までの流れは意外と分かりにくいものです。
普通自動車免許を取得する場合、基本的には自動車教習所へ入校し、技能教習と学科教習を受けながら運転に必要な技術や知識を身につけていきます。
教習所を卒業すればすぐに免許証がもらえるわけではなく、最後に運転免許センターで本免学科試験に合格する必要があります。
この記事では初めて普通自動車免許を取得する人に向けて、教習所への入校から免許証を受け取るまでの流れを分かりやすく解説します。
まずは通いたい自動車教習所へ入校する
通学免許と合宿免許から選ぶ

教習所への通い方は大きく分けると「通学免許」と「合宿免許」の2種類があります。
通学免許は最もポピュラーな方法で、自宅や学校、職場などから教習所へ通って免許取得を目指します。
自分の予定に合わせて教習を進めやすいため、大学や仕事と両立しながら免許を取りたい人に向いています。
一方の合宿免許は教習所が用意した宿泊施設などに滞在しながら、短期間で集中して教習を受ける方法です。
まとまった休みを確保できる大学生などであれば、合宿免許も選択肢になります。
教習料金だけではなく「自宅から通いやすいか」「予約は取りやすいか」「短期間で卒業できるか」なども比較しながら自分に合った教習所を選びましょう。
入校手続きをして適性検査を受ける
通いたい教習所が決まったら入校手続きを行います。
必要な書類などを提出したあと、教習を始める前に適性検査を受けるのが一般的です。
適性検査では運転に必要な視力などが基準を満たしているかを確認します。
入校手続きが完了すると、いよいよ免許取得に向けた教習がスタートします。
最初の教習を受けた時点で9ヶ月の教習期限が発生するので、余裕をもってスケジュールを組みましょう。
第一段階では教習所内で運転の基本を覚える
学科教習で交通ルールを勉強する

教習所へ入校すると、まず第一段階の教習を受けます。基本的に入校してから最初に受ける教習が学科教習になるパターンが多いです。
第一段階では運転に必要な交通ルールや安全運転に関する知識を学科教習で勉強していきます。
標識や信号の意味だけではなく、交差点の通行方法や歩行者保護など、実際に道路を運転するときに必要になる知識を身につけます。
「運転できればあまり勉強しなくてもなんとかなるでしょ」と思うかもしれませんが、想像以上になんとかなりません。
当然教習所側でなんとかしてくれることもないので、自力で知識を習得していく必要があります。
教習を受けるだけで終わらせず、問題集などを使って少しずつ復習しておくと試験前に慌てずに済みます。
技能教習で基本的な運転操作を練習する
技能教習では教習所内のコースを使って実際に車を運転します。最初から一般道路を走るわけではありません。
発進や停止、ハンドル操作などの基本から始まり、交差点や坂道、S字、クランクなど、さまざまな課題を練習していきます。
特に初めて車を運転する人は、「ハンドルをどれくらい回せばいいの?」「ブレーキが思ったより難しい」と感じることもあるでしょう。
最初から上手に運転できなくても問題ありません。教習を重ねながら少しずつ車の感覚を覚えていくことが大切です。
仮免許を取得したら一般道路で路上教習が始まる
修了検定と仮免学科試験に合格する
第一段階の教習がすべて終わり、効果測定に合格したら仮免許取得に向けて試験を受けます。
内容は技能試験にあたる「修了検定」と交通ルールなどが出題される「仮免学科試験」があり、この両方に合格する必要があります。
修了検定ではこれまで技能教習で練習してきた内容をもとに教習所内のコースを運転します。
緊張して普段ならしないようなミスをしてしまう人もいますが、焦らず安全確認をしながら運転することが重要です。
修了検定と仮免学科試験をクリアして仮運転免許を取得すると、いよいよ一般道路での路上教習へ進みます。
第二段階では実際の道路を運転する
第一段階では教習所内のコースを走りますが、第二段階になると実際の道路を運転します。
一般道路では実際に歩行者が歩いていたり、自転車やバイク、トラックなどもたくさん通行しているので認識すべき必要な情報量が多くなります。
信号や交差点だけではなく、路上駐車している車を避けたり、状況に合わせて速度を調整したりする必要もあります。
最初の路上教習では、「教習所の中と全然違う」と感じるかもしれません。
しかし、何度か運転しているうちに周囲を見る余裕が少しずつ出てきます。
第二段階では路上教習以外にも学科教習などを進め、卒業検定に向けて必要な知識と運転技術を身につけていきます。
卒業検定に合格すれば教習所を卒業できる
第二段階の教習をすべて終えると、最後に卒業検定を受けます。
卒業検定では、これまで教習で身につけた安全確認や運転操作などがチェックされます。
単純に車を上手に動かせればいいわけではありません。
歩行者や自転車への対応、交差点での安全確認、適切な速度調整など、安全な運転ができているかが重要になります。
卒業検定に合格すると、教習所から卒業証明書が交付されます。
ここまで来れば、普通自動車免許取得まであと少しです。
最後は本免学科試験に合格すれば免許取得

教習所を卒業したら、住所地を管轄する運転免許センターで本免学科試験を受けます。
指定自動車教習所を卒業して「卒業証明書」を所持していれば運転免許試験場での超絶難難関な技能試験は免除されます。
ですので基本的には運転免許センターでは本免学科試験しか受けません。
「教習所を卒業したから大丈夫」と油断せず、試験直前まで問題集などで復習しておきましょう。
試験に合格し、必要な手続きや適性試験などを終えると原則その日のうちに普通自動車免許証が交付されます。
普通自動車免許を取得するまでの大まかな流れをまとめると以下の通りです。
必要書類をホームページなどで確認し、通いたい教習所にて入校手続きを行います。
技能教習と学科教習を行います。技能教習はみきわめが「良好」となることで修了し、学科教習はすべて受講した時点で修了です。その後効果測定を行います。
修了検定(技能試験)は70点以上で合格、仮免学科試験は90点以上(1問2点×50問)で合格です。
修了検定、仮免学科試験に合格すると仮免許が発行されます。仮免許の有効期限は6ヶ月です。
技能教習と学科教習を行います。技能教習はみきわめが「良好」となることで修了し、学科教習はすべて受講した時点で修了です。その後効果測定を行います。
卒業検定では路上及び車内にて方向変換、又は縦列駐車を行います。卒業検定(技能試験)は70点以上で合格です。学科試験はありません。
卒業検定に合格すると「卒業証明書」が発行されます。
この卒業証明書には5桁の「卒業証明書番号」が記載されており、本免学科試験のWeb予約で必要になります。
住所地(住民票に記載されている住所)を管轄する運転免許センターにて本免学科試験を受けます。
本免学科試験に合格すると本物の免許証が発行されます。偽物ではありません。この瞬間から公道を1人で運転できるようになります。
最初は長く感じるかもしれませんが、少しずつ教習を進めていけば問題ありません。
これから免許を取る人は、まず自分に合った教習所を探すところから始めてみましょう。
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