現役指導員が監修!運転免許学科試験で間違えやすい問題50選|合格前に総復習

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学科試験は「ひっかけ」に注意しよう

学科試験では「ひっかけ問題」という無慈悲なシステムがあるので、交通ルールを覚えているだけでは合格できません。

  • 注視する
  • いつでも
  • 必ず
  • 渡ろうとしている

の通称「ちいかわ」は「学科試験フラグ四天王」と呼ばれています。

「しなくてはならない(強制)」と「したほうがよい(任意)」の意味を理解することも重要です。

「勉強したはずなのに点数が伸びない」という人は、間違えやすいポイントを重点的に復習してみましょう。

ここからは、学科試験で迷いやすい問題を○✕形式で50問紹介します。

本番と同じように、まずは自分で○か✕かを考えてから答えを確認してみましょう。解答はタップで確認できます。

以下のページより解答用紙をダウンロードできます。是非ご活用下さい。

間違えやすい問題1〜25

問題1〜13|基本ルール、信号、標識

問題1
黄色信号では、原則として停止位置から先へ進んではいけない。

答え:○

黄色信号は赤信号と同じで「停止位置を越えて進んではならない」が正解です。

ただし、安全に停止できない場合(急ブレーキが必要など)はそのまま進行することができます。

問題2
赤信号で停止するとき、停止線がある場合はその直前で停止する。

停止線がある場合は、その停止線を越えないように停止します。

停止線を越えた場合は、たとえ止まったとしても「信号無視」となります。

問題3
前方の信号機が青信号になったら、周囲を確認せずにそのまま発進してもよい。

答え:✕

青信号であっても交差点内の安全を確認(先発確認)をしてから発進しなければなりません。

赤信号無視による事故が2025年だけでも10,900件発生(警察庁調べ)しているからです。

問題4
黄色の点滅信号では、他の交通に注意して進むことができる。

答え:◯

他の交通に注意して進行できます。あくまで注意ですので、徐行や一時停止義務はありません。

問題5
赤色の点滅信号では、徐行して通過すればよい。

答え:✕

一時停止義務があります。

問題6
徐行とは、すぐに停止できるような速度で進むことである。

答え:◯

概ね10km/h以下で走行することです。

問題7
一時停止の標識がある場所では、他の車がいなければ徐行して通過できる。

答え:✕

車や歩行者の有無に関わらず、一時停止しなければなりません。

一時不停止の検挙件数は、2025年だけでも1,136,083件(警察庁調べ)です。

止まる意思があっても停止線を越えた場合は、停止線オーバーではなく一時不停止として扱われます。

問題8
最高速度が40km/hの道路では、道路状況に関わらず40km/hで走る必要がある。

答え:✕

最高速度は「指定された速度で走れ」ではなく「指定された速度まで出せる」という意味です。

状況に応じた安全な速度で走行する必要があります。

問題9
警察官の手信号と信号機の表示が異なる場合は、信号機に従う。

答え:✕

警察官(または交通巡視員)が交通整理をしている場合は、その手信号や指示に従います。

道路工事の誘導員は警察官ではないので、信号機の指示に従います。

問題10
車を運転するときは、運転免許証を携帯しなければならない。

答え:◯

免許証は車を運転することのできる「許可証」なので、運転時には免許証等を必ず携帯して下さい。

問題11
制限速度が40km/hの道路で、40km/hで走行した。

答え:◯

制限速度は「指定された速度を超えてはならない」なので、40km/hまで出すことができます。

この場合、41km/hからは速度違反になります。

問題12
見通しの悪い交差点では、必ず徐行しなければならない。

答え:✕

信号機などによる交通整理が行われている場合は除きます。

問題13
法定速度が30km/hの生活道路で、制限速度が40km/hの標識があったので40km/hで走行した。

答え:◯

法定速度はあくまで制限速度が指定されていない場合の速度です。

標識や標示などにより制限速度が指定されている場合はそちらに従います。

問題14〜25|交差点、横断歩道、歩行者

問題14
横断歩道に近づいたとき、歩行者がいないことが明らかな場合を除き、横断歩道の手前で停止できるような速度で進む。

答え:○

「歩行者がいないことが明らかでない場合」とは「歩行者がいるかいないか分からない状況」のことです。

この問題を要約すると「横断歩道に近づいたとき、歩行者がいるのか分からないときは徐行して進む」という意味になります。

まわりくどい表現をしているので難しいのですが、この場合はすぐに停止できる速度で進む必要があります。

問題15
横断歩道を渡ろうとしている歩行者がいるときは、車は一時停止して歩行者の通行を妨げないようにする。

答え:○

横断歩道では歩行者優先です。

歩行者保護不停止の検挙件数は、2025年で301,152件(警察庁調べ)です。

問題16
横断歩道の手前で停止している車があったが、歩行者が見えなかったのでその横を徐行して通過した。

答え:✕

横断歩道の手前で停止している車があるときは、前方に出る前に一時停止をする義務があります。

これは車の死角に隠れている歩行者を確認するためです。

問題17
横断歩道とその手前30m以内では、前方を進行している他の車の側方を通過して、その前方に出てはいけない。

答え:○

横断歩道とその手前30メートル以内の場所では、追い越しも追い抜きも禁止です。

一方で障害物を避けるなどの進路変更自体は禁止されていません。

問題18
交差点を左折するときは、あらかじめ道路の左側端に寄って徐行する。

答え:○

左折するときは、「あらかじめできるだけ」道路の左側端に寄せる必要があります。

「あらかじめ」とは「事前に」という意味なので、法規上は交差点の30m前までに寄せ(進路変更)を完了させる必要があります。

「できるだけ」とは縁石から50cmほどを目安に寄せて下さい。巻き込み事故防止のため、自転車を入れさせないことが目的です。

問題19
左折するときは、左後方から来る自転車や二輪車にも注意する。

答え:○

巻き込み事故を防ぐため、ミラーだけではなく目視による安全確認も必要です。

ミラーだけを見て自転車や二輪車に接触した場合は、安全確認義務違反として有罪判決となる判例があります。

問題20
右折するときは、対向する直進車より右折車が優先される。

答え:✕

対向する直進車や左折車が優先です。基本的に右折は優先関係が一番低いと思って下さい。

青色の灯火の矢印で右折が多いのも、それだけ右折車が優先関係上なかなか曲がれないことに起因します。

問題21
青信号であれば、交差点の向こう側が渋滞していても交差点内へ進入してよい。

答え:✕

交差点内は駐停車禁止です。交差点内で停止して、交通を妨げるおそれがある場合は青信号でも進入してはいけません。

前方の車だけではなく、数台先の車の動きも見ておく習慣をつけましょう。

問題22
歩行者のそばを通るとき、安全な間隔をあけることができなければ徐行する。

答え:○

歩行者との安全な間隔(1〜1.5m)を確保できない場合は、徐行する必要があります。

問題23
子どもが一人で歩いている場合、一時停止して安全を確認してから走行する。

答え:✕

徐行か一時停止のどちらかです。

問題24
横断歩道のない交差点付近を歩行者が横断している場合、車はその通行を妨げてはいけない。

答え:○

横断歩道がなくても歩行者が横断している場合は、その進行を妨げてはいけません。

一方で、まだ横断を始めていない場合は「横断歩道がある場合」と異なりそのまま進んでも違法ではありません。

問題25
赤信号の意味は「止まれ」である。

答え:✕

「止まれ」ではなく「停止位置を越えて進んではならない」が正解です。

「止まれ」だと無条件で「今すぐ止まれ」になってしまいます。

停止線がある場合は赤信号であってもその位置まで移動しますし、前方に車がいた場合はその車の後方まで進んでから止まります。

つまり停止位置までは赤信号であっても進むことができるため、日本語的には「止まれ」だと間違いです。

間違えやすい問題26〜50

問題26〜38|追い越し、駐停車、速度

問題26
追い越しとは、進路を変えて進行中の前の車などの側方を通過し、その前方に出ることである。

答え:○

追い越しでは「進路を変える」という点が重要です。進路を変えない場合は追い抜きになります。

問題27
黄色の中央線がある道路では、どのような場合でも追い越しそのものが禁止されている。

答え:✕

追い越しはできますが、黄色の中央線をはみ出して通行することを禁止した標識です。

「追い越しのための右側部分はみ出し通行禁止」という意味であり、追い越し自体を禁止したものではありません。

問題28
道路の曲がり角付近では、追い越しをしてはならない。

答え:○

曲がり角での追い越しは物理的に不可能に近いのですが、曲がり角では見通しが悪いので追い越しを禁止しています。

問題29
上り坂の頂上付近では、追い越しをしてはならない。

答え:○

坂の向こう側が見えないため危険です。

問題30
踏切とその手前30m以内では、追い越しをしてはならない。

答え:○

「30m」という数字は試験でも重要です。

「踏切とその手前15m以内では、追い越しをしてはならない。」というひっかけ問題もあります。

問題31
前の車を追い越すときは、原則としてその車の右側を通行する。

答え:○

追い越しは原則として前車の右側を通行します。前車の左側を通行する場合は追い越しではなく「通過」です。

問題32
制限速度を一時的に超えなければ追い越せない場合、追い越している間だけなら速度超過をしてもよい。

答え:✕

追い越し中であっても最高速度を超えてはいけません。

問題33
駐車とは、客待ちや荷待ちなどで継続的に車を停止することなどをいう。

答え:○

「継続的」に車を停止させる場合は、時間に関係なく「駐車」になります。

5分以内の荷物の積み下ろしは「停車」ですが、人待ちや荷待ちのような「待つ状態」が発生した場合は5分以内であっても駐車になります。

問題34
人の乗り降りのための短時間の停止は駐車にあたる。

答え:✕

人の乗り降りのための停止は「停車」です。

問題35
交差点とその端から5m以内は、駐車も停車も禁止されている。

答え:○

駐停車禁止場所の距離は「5m」と「10m」があるので混同しやすいです。

道路の構造関係(地面)は「5m」、構造物(バス停や踏切など)は「10m」と分けて覚えると効果的です。

問題36
横断歩道とその端から前後5m以内は、駐車も停車もしてはならない。

答え:○

横断する歩行者の安全や視認性を確保するためです。

問題37
踏切とその端から前後10m以内は、駐車も停車もしてはならない。

答え:○

踏切や安全地帯、バス停などの構造物は「10m」です。

問題38
道路標識で最高速度が指定されていても、交通量が少なければその速度を超えて走行してよい。

答え:✕

交通量の有無は一切関係ありません。

問題39〜50|踏切、緊急自動車、安全運転

問題39
踏切では、必ず一時停止をして安全確認を行ってから進行する。

答え:✕

踏切用信号機がある場合は、一時停止義務がありません。

このような例外があるため「必ず」ではありません。

問題40
踏切の向こう側が渋滞していて踏切内で停止する可能性がある場合でも、遮断機が上がっていれば進入してよい。

答え:✕

踏切内で動けなくなる可能性がある場合は、進入してはいけません。

問題41
警報機が鳴り始めた踏切は、遮断機がまだ下りていなければ急いで通過してよい。

答え:✕

警報機が鳴っている踏切へ、進入してはいけません。

問題42
緊急自動車が近づいてきた場合、交差点やその付近では交差点を避け、必ず道路の左側に寄って一時停止する。

答え:✕

「必ず」ではありません。一方通行の場合は右側に寄ることができます。

問題43
交差点やその付近以外で緊急自動車が近づいてきた場合は、原則として道路の左側に寄って一時停止をしなければならない。

答え:✕

交差点やその付近以外では、道路の左側に寄せれば(一方通行の場合は右側でも可)一時停止義務はありません。

問題44
シートベルトは運転者だけが着用すればよい。

答え:✕

運転者だけではなく、同乗者にもシートベルトを着用させる必要があります。

同乗者がシートベルトをせずに取締りを受けた場合は、運転者が罰せられます。

問題45
酒を少量しか飲んでおらず、自分では酔っていないと感じれば運転してもよい。

答え:✕

完全にアウトです。

問題46
疲れているときは注意力や判断力が低下するため、無理をせず休憩を取る。

答え:○

疲労を感じる前から適度に休憩することも大切です。

問題47
雨の日は路面が滑りやすくなるため、晴天時より車間距離を十分に取る。

答え:○

雨天時は制動距離が物理的に長くなる可能性があります。白線の上も濡れていると非常に滑りやすいです。

問題48
夜間は前照灯をつけていれば、昼間と同じ速度や車間距離で走っても問題ない。

答え:✕

夜間は視界が悪く、距離感も昼間と比べて分かりづらくなります。速度や車間距離にも注意しましょう。

問題49
運転中に強い眠気を感じたが、窓を開ければ眠気が覚めるのでそのまま運転を続けてもよい。

答え:✕

窓を開けて眠気が覚めるのならそもそも眠眠打破なんて開発されていません。

強い眠気を感じたら、安全な場所で休憩を取ることが必要です。

問題50
安全確認はルームミラーとサイドミラーだけで素早く行ったほうが安全である。

答え:✕

ミラーには構造上の死角(三角定規の法則)があります。

ミラーの死角を目視で確認しないと、安全確認義務違反になります。

50問を復習して学科試験の合格を目指そう

なんとなく交通ルールを覚えているだけでは「ひっかけ問題」で点数を落としてしまうことがあります。

特に今回紹介した中では

  • 「黄色信号 ⇒ 注意して進む」ではない
  • 「青信号 ⇒ 必ず進め」ではない
  • 「黄色い中央線 ⇒ 追い越しそのものがすべて禁止」ではない
  • 「緊急自動車 ⇒ どこでも必ず一時停止」ではない

といったポイントは間違えやすいので注意しましょう。

距離に関する数字も重要です。交差点や横断歩道付近の「5m」、踏切付近の「10m」、追い越しに関係する「30m」など似た数字が複数登場します。

今回の50問で間違えた問題があったら、答えだけを覚えるのではなく「なぜ○なのか」「なぜ✕なのか」を説明できるようにしておきましょう。

本番では問題文を最後まで読み、条件や例外を見落とさないことが大切です。

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