​方向変換で失敗しない究極のコツ|後輪を縁石の角にギリギリまで攻める

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方向変換は「手順と理論」で完全に攻略できる

技能教習のみきわめや検定において、縦列駐車と並んで大きな壁となるのが方向変換です。

特にみきわめでは方向変換、縦列駐車の両方を行うため難易度が必然的に高くなります。

​「後退中にハンドルの向きがわからなくなる」「寄せたい方向に寄せられなくて幅寄せを強いられる」「そもそも幅寄せって何?」と悩んでいませんか?

​方向変換は運転のセンスや感覚は必要ありません。あらかじめ決められた「窓から見える目印」と「ハンドルを切るタイミング」という理論の世界です。

​この記事では、方向変換で脱輪、接触をせずに一発で決めるコツと、万が一ズレてしまったときのリカバリー方法を分かりやすく解説します。

方向変換ができると駐車もできるようになる

方向変換と駐車は何が違うのか?

方向変換とは道路の脇に設けられたスペースへバックで入り、車の向きを反対方向へ変えて出ていく課題です。

主に「道を間違えたから向きを変える」用途で使用する技術です。

「方向を変えること」が目的であり「停めること」自体が目的ではありません。

つまり車を枠内に収めてから反対方向に出ていくのを「方向変換」、そのまま停めてしまうことを「駐車」といいます。

メモを取らないと忘れてしまう

方向変換は縦列駐車と同様に「目印」を利用した記憶で行うものです。

何十回も繰り返し練習できるのなら「感覚」として習得できるのですが、とにかく時間が足りません。

たった50分(説明も含めると40分弱)の教習で感覚として習得できる可能性は低く、あくまで一時記憶として脳内に留まっているだけです。

人は忘却をする生き物なので、時間経過とともに記憶は曖昧なものへと変化していきます。

そのために必要なものがメモであり、みきわめ良好を一発で手にするためにもメモは必須です。

目印のポールとハンドルの向き

方向変換左バックの場合

まずはポールの位置を覚えておきましょう。

バックで入れる枠内スペースの前方に幅寄せして停車する

枠内スペースから0.5mほどの間隔をあけ、車1台分ほど前方に出て平行に停車します。

少なくとも道路の中心よりはやや左に寄っている状態にします。

所定の位置まで後退する(位置合わせ)

ギアをRに入れ、必ず右後方、左後方の確認を行います。この確認を怠ると減点になります。

後方窓ガラスの中心あたりに目印のポールが見えるまでバックします。

【安全不確認】バックする直前に右後方と左後方の確認をしない(所内10点/路上10点)

左にハンドルを全回転して後退する

ハンドルを左に全回転してからバックします。

車体がまっすぐ(枠内に対して平行)を向いた時点で車を停車させます。

ハンドルをまっすぐ(直進状態)にして後退する

ハンドルをまっすぐに戻して、車体全体が枠内スペースに入るまでバックします。

あくまで駐車ではないためギリギリまで下がる必要はありません。

合図を出して右に出る

必ず合図を出してから右に出て下さい。これを忘れると減点になります。

方向変換の縁石の角はクランクと同様にわざと鋭角な角度に設計しています。

つまりいつもの右折の感覚でハンドルを回すと脱輪するので、少し前に出てからハンドルを回すようにしましょう。

合図を出して、無事に右に出ることができれば完了です。

【合図不履行】発進する際に合図を出さない(所内5点/路上5点)

方向変換右バックの場合

まずは目印の位置を確認しておきましょう。

バックで入れる枠内スペースの前方に幅寄せして停車する

枠内スペースから0.5mほどの間隔をあけ、車1台分ほど前方に出て平行に停車します。

少なくとも道路の中心よりはやや右に寄っている状態にします。

所定の位置まで後退する(位置合わせ)

ギアをRに入れ、必ず右後方、左後方の確認を行います。この確認を怠ると減点になります。

右後輪が縁石の丸くなっている部分から1mくらいの位置にくるまでバックします。

このとき、窓を開けて確認しても減点にはなりません。

【安全不確認】バックする直前に右後方と左後方の確認をしない(所内10点/路上10点)

右にハンドルを全回転して後退する

ハンドルを右に全回転してからバックします。

車体がまっすぐ(枠内に対して平行)を向いた時点で車を停車させます。

ハンドルをまっすぐ(直進状態)にして後退する

ハンドルをまっすぐに戻して、車体全体が枠内スペースに入るまでバックします。

あくまで駐車ではないためギリギリまで下がる必要はありません。

合図を出して左に出る

必ず合図を出してから左に出て下さい。これを忘れると減点になります。

合図を出して、無事に左に出ることができれば完了です。

【合図不履行】発進する際に合図を出さない(所内5点/路上5点)

万が一脱輪(または接触の恐れ)してしまった場合の対処法(幅寄せ)

ポールに当たったり脱輪すると中止になる

検定中に縁石に乗り上げたり、ポールに接触してしまうと一発で検定中止になります。

多くの場合は「見るべきポールを忘れてしまった」「速度が速すぎて通り過ぎてしまった」ことが原因です。

また、方向変換は目印であるポールを通り過ぎてしまうと内輪差の影響で出られなくなる可能性があります。

万が一出たい方向に寄りすぎてしまった場合は、無理をせずに「幅寄せ」を行うようにしましょう。

ここでの幅寄せは「切り返し」に該当するため、以下のルールが適用されます。

【接触】障害物等に車体が接触した(所内中止/路上中止)

​【切り返し】S字、クランク、方向変換、縦列駐車で切り返しをする(所内5点/路上5点)★1回目減点なし、2回目は1回目も加算して減点

【通過不能】S字、クランク、方向変換、縦列駐車で切り返しを4回行った(所内中止/路上中止)

危険を感じたらすぐに車を止め、焦らず幅寄せを行って修正しましょう。

万が一の幅寄せ(切り返し)の方法

​ハンドルを回す順番は「寄せたい方向→逆の方向→まっすぐ」です。

つまり左に寄せたい場合は「左回転→右回転→まっすぐ」という順番になります。

左に寄せたい場合はギアをDに入れ、ハンドルを左に回しながら(左全回転)ゆっくり前に出ます。

​前方の縁石にぶつからない位置まで車体を前進させ、ハンドルを右に回しながら(右全回転)スペースと平行に整えます。

​ギアを「R」に戻し、ハンドルをまっすぐにして後方との間隔を調整します。

​手順を丸暗記すれば方向変換は怖くない

方向変換は縦列駐車と同様に、速度が速いと劇的に難易度が上がります。

特に目印となるポールや、縁石からの距離感をしっかりと把握するためには低速を維持することが大切です。

常にブレーキから足を離さないように心がけましょう。

方向変換は駐車の手順と似ています。方向変換をマスターすれば駐車もできるようになるので、頑張ってトライして下さい。

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